脳波研究により子どもの発達の様子が明らかに~お人形(メルちゃん®)の髪色変化を用いた研究~

東海光学株式会社は、愛知県医療療育総合センター 発達障害研究所および株式会社パイロッットコーポレーションと共同で、お人形メルちゃん🄬)の髪色変化に対する驚きの反応を脳波で評価する方法を開発し、その評価方法を用いた研究により子どもが驚きを感じる能力(無意識に変化に気づく能力)は生後92ヶ月にかけて急速に発達し、その後ほぼ一定になることを明らかにしました。 本研究成果は、国際誌「BMC Neuroscience」に2025年8月11日に掲載されました。

変化に気づいたときの脳波
月齢と脳が変化に気づく時間

開発した評価方法は、子どもの発達の評価に加え、玩具の評価や設計にも有用と考えられます。現在、より低年齢(3~5歳)対象の研究と、同じお子さんを複数回計測する研究を行っています。これらの研究により、子どもの発達に関する理解が進むことと年齢に適した玩具や効果的に驚きの体験ができる玩具の開発に寄与することが期待できます。

研究で使用した装置(TOKAI Orb Jr.)

詳細は「脳波研究により子どもの発達の様子が明らかに~お人形(メルちゃん®)の髪色変化を用いた研究~(PDF)」をご覧ください。

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