光学薄膜の国際学会(OIC2022)で高出力レーザー用ミラーの研究発表

カナダ ブリティッシュコロンビア州ウィスラーにて、6月19日より開催された「光学薄膜の国際学会(OIC:Optical Interference Coatings)」に、当社開発本部 杉浦宗男と吉田拓郎が参加し発表しました。

3年ごとに開催されるこの国際学会は、世界の光学薄膜の最先端が集結する会議として、世界中の科学者や研究者、エンジニアなどが参加します。今回は、現地とオンラインのハイブリッドにより開催することとなりました。

<口演発表> 6月23日 現地時間

<ポスター発表>

 

発表内容
「Investigation of Laser Mirrors with High Number of Coordination Layers for Reducing Electric Field Intensity」
電界強度の調整層を非常に多く備えたレーザーミラーの研究

公式HP: Optical Interference Coatings Conference | Events | Optica

 

今回の学会では、薄膜設計面からのアプローチで、高出力レーザーによるミラー損傷耐性の向上に取り組んだ内容を発表いたしました。自社開発の薄膜設計ソフトウェアを活用し、強いパルスレーザー照射に対して破壊に至りにくい多層膜構造を調べ、製造性も加味した実験検証を行いました。その結果得られた、レーザー損傷耐性の高いミラーについて発表を行いました。

当社ではレーザー用ミラーのさらなる損傷耐性を上げるための開発を進めています。