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薄膜事業部 部長 鬼崎 康成
眼鏡レンズの製造において、光の反射などを防ぐために欠かせないのが表面処理(コーティング)加工。その工程では高度な「真空蒸着」技術が用いられ、真空状態の特殊装置の中で蒸着材料を加熱して気化し、レンズの表面に付着させることで薄膜を形成しています。
「この真空蒸着技術を、レンズ以外の商品にも応用できないだろうか…」。そんな思いから、平成13年に新たな事業として薄膜事業部を立ち上げました。経験や勘で行われることの多い真空蒸着を理論的にデータ解析し、ナノメートル単位の薄膜を均一の厚みで、かつ安定した品質で製造する技術が大きな強みです。

私たちの技術力はあらゆる業種のお客様に認められ、これまでにデジタルカメラなどの映像機器や光学機器、光通信部品等に使われる反射防止膜、紫外線・赤外線カットフィルター、レーザーミラーなどを商品化へと結びつけました。また、誘電体薄膜技術によって特定の色の光を反射させるフィルターの開発にも取り組んでおり、また、最近では従来暗黒色であった家電製品の赤外線リモコンや携帯電話などの赤外線通信窓をカラー化することに成功。このようなカラーフィルター技術は電気機器に限らず、幅広い商品にも活かされています。今後も薄膜の可能性を広げ、人々の生活に役立つ製品の開発に取り組んでいきたいと考えています。
お客様の要望にかなう素材をつくり、ナノメートル単位の超極薄の膜を正確に基盤に張るためには、日々努力と勉強を重ねて技術力を磨いていく必要があります。薄膜事業部では、業界の第一線で活躍している方を外部講師として招き、毎月勉強会を開いています。講師の話に耳を傾け、質問や議論をするメンバーたちの表情は真剣そのもの。世界トップレベルの技術を自分のモノにしようと、海外の研究論文の解読にも果敢に取り組んでいます。
次々と新しい技術が生まれ、その技術をあらゆる商品に応用できる薄膜は、「無限」の可能性をもっています。従来のやり方やルールにとらわれる必要はありません。薄膜事業部には自由な発想で意見を交わし合える環境があり、メンバーの経験年数に関わらず、面白いアイデアには惜しみなく投資をします。
商品化までの道のりは決して平坦ではありませんが、自分の発想次第でこれまでにない薄膜製品を生み出し、人々の生活を便利にしたり、感動を与えたりすることができます。開発者、技術者として、これ以上の面白みはないと思います。

- 【こんな方に期待しています】
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- 相手の立場を考えながら自分の意見を言える
- 指示通りに動くよりも、自分の考えをもって行動したい
- 知らないことを探求、追究することが好き
- あいさつなど、社会人として相応しい行動ができる
仕様書の作成から設計、試作、工場での生産ライン設計、量産まで、仕事のプロセスでは、お客様や材料メーカー、チームのメンバーなど、さまざまな人々と関わります。そのため、相手の立場や思いを汲み取りながら、自分の意見をきちんと伝える能力が求められます。
「自分は人とのコミュニケーションが苦手だ」と思っている方は、少なくないと思います。実を言うと、私も昔は人と話すことが大の苦手でした。しかし、技術者として一人前になりたかったので、何度も失敗しながら話すスキルを伸ばし、信頼関係を築いてきました。
コミュニケーションに限らず、どんな課題にも逃げずに取り組めば必ず結果として表れ、多くの人々に信頼される開発者、技術者に成長できると思います。
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